インプラント
(保険外治療)
インプラント(人工歯根)とは、歯が無くなってしまった部位の歯グキに、新しく第2の永久歯とも言える人工の歯を植えます。その上に、固定式のかぶせ物を入れる事によって、元の自分の歯と同じ様に食べ物を噛めるようにする治療法です。当院では、“Bonefit(ボーンフィット)”というタイプの、純チタンを使用したインプラント治療を行っています。チタンは体にとって無刺激で、体に良くなじむ性質です。外科の分野でも骨折治療や人工関節など、広く応用されています。
インプラント療法の4つのメリット
メリット1
1~2本の欠損部分を補うのに通常用いられる『ブリッジ』という方法では、健康な両脇の歯を削らなければなりませんが、インプラントではその必要がありません。
メリット2
入れ歯のように着脱の必要や違和感がなく、食事や発音もスムーズにできます。
メリット3
歯が抜けた部分の顎の骨や歯茎の減少が防げます。
メリット4
見た目が自然で美しく、メンテナンス性にも優れています。
最大のメリットは咬み合わせの力をインプラントが分担する事で、<残ったご自分の歯を守る事が出来る>という点です。
インプラントの治療方法
1. まず、歯のない部分の骨に、ドリルで穴を開けます。
2. 穴を開けた部分に歯の土台となる、インプラントを埋め込みます。
3. 土台が骨と癒着するまで待ち(3~4ヶ月程)、人工歯となる冠をかぶせます。
【費用】300,000円~400,000円程度(税込)
【期間】6ヶ月間程
【回数】処置としては10回程度
【リスク・副作用】術後数日痛みや腫れが出ることがあります。
インプラントの治療の痛みはどれくらい?
治療は麻酔をして行われますので、治療中に痛みを感じる事はありません。麻酔が切れた頃に、鈍い痛みを感じる事がありますが、だいたい歯を1本抜く程度の外科処置だと思ってください。
インプラント治療が受けられる年齢は?
顎の成長が止まる16~18歳頃から可能です。また、60歳~70歳ぐらいまでが条件的に良いと思われます。しかし個人差もありますから、70歳以上の方でも骨の状態が良ければインプラントは可能です。
インプラン卜治療の注意点
糖尿病など全身的疾患をお持ちの方、または骨の量・形態など局所の問題でインプラント治療が適応できない場合があります。金属製なので虫歯の心配はありませんが、ご自分の歯より歯周病にかかりやすい欠点があります。このため、毎日のブラッシングを確実に行えない方・定期検診を行えない方には用いられません。
院内設備
最新の設備による安心の治療
トロフィー3DIシステム
<口腔内光学スキャナー>
口腔内をダイレクトに撮影可能。デジタル化により、スキャニングしたデータを歯科技工所へ送信可能です。従来の石膏による作業模型を必要としません。
メリット1
初診時に全顎のスキャニングを行う
初診時に全顎のスキャニングを行い、ファイルを保存する。ファイルには、加工可能な3Dデータとして初診時の状態がデジタル保存される。いつでもそれを呼び出して、参照加工することが可能となりその後の作業を大幅に効率化することができる。
メリット2
作業模型不要によるコストカットと時短
トロフィー3DIシステムは完全なオーブンシステムであるため、業界標準のSTL形式のデータをとおしてさまざまな外注ラボとコラボレーション可能である。
メリット3
模型作製不要による適合精度の向上
従来、ジルコニアの補綴物を作製する場合印象採得後に石膏模型を作製し、それを卓上型スキャナーでデジタル化していたが、どうしても印象材や模型採得時の歪み・石膏の収縮膨張といった誤差を伴っていた。しかし、直接口腔内をスキャニングすることにより、このすべての要因を無視することができる。実際の臨床においても適合精度は大幅に向上したことを実感している。口腔内の画像をより精密に再現します。
トロフィー3DIシステムでの口腔内ダイレクト撮影後からジルコニア補綴物完成までの流れ
完成装着
今まで型どりしていた石膏が不要となり、適合精度が大幅に向上します。金属ではないので、見た目もよいです。
歯科用CT
精度の高い治療を行うために、最新鋭CTスキャンを導入しております。
CTは立体的な画像で写し出されるため、インプラントのための診査や歯周病の程度、親知らずの状態の把握を正確に行うことができ、より安全、確実に治療することができます。
<CTの重要性・必要性>
従来のX線写真は2次元的な平面での診断しかできませんが、歯科用CTスキャンでは3次元の立体画像でのレベルに変わるので、より多くの情報が得られます。
見えなかったものが見える
一般のレントゲンで見えなかった部分が容易に確認できるようになりました。顎の内部構造なども、リアルに見えます。
治療の安全性が広がる
インプラントだけでなく、矯正や根管治療、親知らずなど、幅広く歯科治療に応用することができ、正確な審査・診断により、治療の安全性を高めます。歯科用CTスキャンは、以下にあげるような歯科治療において大きな役割をはたしています。
わからなかったことがわかる
顎や歯だけでなく、上顎洞(鼻の奥)の形態や粘膜の状態、病巣などを立体画像で確認できます。
CTのメリット
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撮影から診断までその場で即日で行える
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被曝線量が医科用の1/8(歯科用パノラマ4枚分)と低水準